
人気ブランド「Crystal Ball」の期間限定ショップが4月29日、渋谷「ロゴスギャラリー」(渋谷パルコ・パート1地下1階、TEL 03-3496-1287)内にオープンする。 同ブランドは、1999年表参道に開店しビンテージ生地や古着をリメークしたアイテムで人気を集めた「ガルシア・マルケス・ゴーシュ」が「本物を追求する」などの理由からいったん活動を休止し、2007年秋に立ち上げた新ブランド。10周年の節目となる今春、「2ndステージ」を始動。ガルシア・マルケス・ゴーシュブランドの「アイデンティティー追求」を目指し、新たなスタイルを発表している。 期間限定店は、ファッション誌「NYLON JAPAN(ナイロンジャパン)」がプロデュース。目玉商品として、同誌創刊5周年記念号の付録に付けたランチトートの限定カラー、ブルーバージョンを限定500冊販売する。会場ではこのほか、バッグ約150点やアパレル約30点をはじめ、アクセサリーなどの商品を販売。 Crystal Ballが過去にアーティストらとコラボレーションしたバッグを展示するほか、人気キャラクター「ハローキティ」とのコラボバッグを先行発売する。 営業時間は10時~21時(最終日は17時まで)。入場無料。5月11日まで。

「1万円以内で全身コーディネートそろいます」――米ロサンゼルス発の人気衣料チェーン「FOREVER(フォーエバー) 21」が4月29日、「ファストファッション」激戦区、原宿に日本1号店(TEL 03-3404-3201)をオープンする。 出店するのは、トレンドを取り入れたファッションがいち早く安価で手に入る「ファストファッション」の代表格として、昨年の「上陸」以降旋風を巻き起こしている「H&M」原宿店(渋谷区神宮前1)の真隣。明治通り沿いに総店舗面積530坪、地下1階~4階の5フロアを構える大型店舗には、白くシンプルな「FOREVER 21」のロゴを大きく掲出。開業前日の同28日、創業者のドン・チャン会長やアレックス・オク社長が店を訪れ会見を開いた。 1984年にロサンゼルスで創業したフォーエバー21は、「ベストファッションを最小プライスで提供する」をコンセプトに、シューズ、アクセサリーを含めたトータルコーディネートが100ドルで購入できる圧倒的な安さを武器に出店を加速。全米を中心に、カナダ、中近東やアジア各国などに現在直営・FCを合わせ約430店を展開している。 この日報道陣に先行公開された店内で、オク社長は「店に来たら何も探さずに帰る方が難しい。魅力はバラエティーに富んだ品ぞろえ」と商品バリエーションの豊富さを強調。ローレンス・ラリー・マイヤー副社長は「不況など経済状況にかかわらず成功する自信はある」と意気込みを語った。 前評判通り、店頭に並ぶアイテムはアクセサリーだけでも、パール風のエレガント系やスタッズなどのロックテイスト、ゴールド、ビーズ使いのエスニック調など、テイストやバリエーションもさまざま。いずれも数百円台~と価格も安く、アパレルはフリル付きジャージーワンピ(2,180円)や花柄シフォンワンピ(2,480円)など、同じワンピースでも店を回れば次々と異なるテイストが登場。最新のデザインからは想像できない安価なプライスが目を引く。 フォーエバー21が成長戦略の一つとして掲げるのが、「体験(エクスペリエンス)」をキーワードにした店舗空間。バラエティー豊富な商品と合わせるように、店舗は売り場ごとに基調となるカラーや照明、壁紙など内装に変化を加え、異なるテイストで「エキサイティング」な空間を演出している。 エントランスフロアとなる1階は、マリーアントワネットをイメージしシャンデリアを飾った高級感のある空間、エスニック調や古着風の商品を扱う2階はビンテージ風の内装、フェミニン、ドレッシーなアイテムをそろえる地下1階はピンク色の壁紙などで、女性らしさを表現。フロアを変えるごとに訪れた客に「新鮮な驚き」を与える狙いだ。 「ベストファッション、最小プライス」のコンセプトは、店頭商品の圧倒的なバリエーションと価格帯を見れば明らか。トングサンダルは850円。ベーシックなレディスシャツが1,080円。3階のカジュアルフロアでは、タンクトップ350円、Tシャツ450円、ジーパン1,550円とユニクロなどの競合に引けをとらない「お得感」のある価格帯の商品が並ぶ。加えて、ショップの「顔」となるウインドーには、流行のチューブ(ストラップレス)ワンピやビスチェタイプの花柄トップス、モード系のモノトーンワンピースと、「最新ファッション」を強調するアイテムを投入し、流行に敏感な客層を呼び込む。 低価格の実現は、競合と差別化を図る同チェーンならではのシステムにある。米GAPやスペイン発ZARA(ザラ)など大手SPA(製造小売業)の自社デザイン戦略に対し、フォーエバー21が採用するのは、約2,000社に及ぶアパレルメーカーからの企画商品を自社製品として販売するOEM型システム。日本では人気ファッションビル「SHIBUYA109」(道玄坂2、以下109)も採用する低価格、短サイクルがウリの手法。 会見でもマイヤー副社長が「2週間前に店頭に並んでいた商品が次来た時にあることはない」と強調したように、フォーエバー21最大の特徴でもある商品供給の回転の早さ、低価格の実現が、109やユニクロなど独特のファッション文化で「目の肥えた」日本の消費者の心をつかむ鍵となる。約530坪の広さを誇る原宿店では、地下1階~3階でレディスを扱うほか、4階はメンズフロアとして展開。今後は、路面店をベースに全国100店舗以上の出店を計画している。